■歯科6新技術が優先保険適用に 先進医療では3技術を保険導入に承認

 中医協総会

中医協総会が1月23日、厚労省内で開催され、保険適用する優先度が高い新規技術にA-IPC療法やSPTなど、歯科関係では6技術が了承された。また、優先的に保険導入が適切と評価された先進医療には▽歯周組織再生誘導法▽接着ブリッジによる欠損補綴並びに動揺歯固定などの3技術が了承された。

なお、保険導入される技術は、保険財源の予算状況等により、術式や適応症例が制限されて導入される技術もある。

・保険適用する優先度が高い新規6技術

厚生労働大臣が定める疾患に起因した咬合異常に対する歯科矯正治
静脈内鎮静法
▽肺血栓塞栓症予防管理料
▽深在性齲蝕歯の歯髄を保存するためのA-IPC療法(非侵襲性歯髄覆罩法)
歯周病の病状安定期におけるサポーティブ歯周治療(SPT)
▽先天的・遺伝的疾患児に対する小児義歯。

・優先的に保険導入が適切と評価された3先進医療

▽歯周組織再生誘導法
▽接着ブリッジによる欠損補綴並びに動揺歯固定
▽レーザー応用による齲蝕除去・スケーリングの無痛療法

■糖尿病協会、「歯科医師登録医」のサイト立ち上げ

日本糖尿病協会はこのほど、同協会のホームページ内に「歯科医師登録医について」のサイトを立ち上げた。

日歯と同協会とが連携して実施している歯科医師登録医制度」は、糖尿病・歯周病を罹患している患者に対し、歯科医師及び療養指導医を紹介するなどの医科歯科連携を行い、糖尿病と歯周病の予防並びに治療に努めるための制度。

今年度は5290名が予備登録を経て本登録しており、1月21日現在で研修を終えた2851名に「歯科医師登録医証」が発行されている。

        (日歯メルマガより転載)

中医協では、パブリックコメントの募集、前橋での公聴会も終わり、改定作業も佳境に入ったようです。
医科の診療所の再診料引き下げに関しては診療側、支払い側ともに譲らず、公益側委員の裁定に委ねられることになるのでしょうか?

これに対して、歯科に関しては、再診料を引き上げる方向で調整中とのことです。
0.42%のアップ率の中での話ですので、新規技術の保険導入も含めて、何処かを削って、何処かの財源に充てるといったことになるのでしょう。

糖尿病協会での「歯科医師登録医」の数、多いのか少ないのか?
歯科医師数からすれば1割以下、やっぱり少ないと見る方が妥当でしょうか?
私も登録しようかな?
因みに、糖尿病協会は、患者と医療従事者を繋ぐ会であって、学会ではありません。