主な診療報酬改定案 (平成20年度)

ネット新聞「Dental Today」から、平成20年度診療報酬改定の主な項目を転載します。

歯科医療の充実について 骨子

歯科疾患の指導管理体系の見直し

第1 基本的な考え方

1 )現行の歯科診療における指導管理については,初診時における総合的な治療計画の立案と一連の治療終了後の継続的管理を除き,疾患別の指導管理体系となっている.しかしながら,実際の歯科治療においては,口腔を一単位として考え,口腔全体の治療計画の立案や指導管理が実践されている.

2 )このような歯科医療の特性を踏まえて,口腔全体や歯科疾患の継続管理を含めた歯科診療に係る指導管理体系や患者から見て分かりやすい指導管理体系を構築するため,現行の指導管理体系の見直しを行う.

第2 具体的な内容

1) 現行の歯科疾患総合指導料,歯科口腔衛生指導料,歯周疾患指導管理料,歯科疾患継続指導料及び歯科疾患継続管理診断料を廃止する.

2 )口腔を一単位としてとらえ,患者との協働により,齲蝕,歯肉炎,歯周病おび歯の欠損等継続的な口腔管理が必要な歯科疾患の治療に加えて,再発防止・重症化予防のための継続管理を新たに評価する.
主な歯科の診療報酬改定は以下のとおり.