日歯メールマガジン─────────────────[No.048 08/03/17]

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《本日の主なコンテンツ》
◎【コラム<テイク・オフ>】
裁定審の権能、会員の処遇のあり方を問う(村上恵一専務理事)
◎【JDAウィークリー】
平成20年度改定を解説 
今改定は国民歯科医療確立への第一歩―都道府県歯社会保険担当理事連絡協議会
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1》コラム<テイク・オフ>
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裁定審の権能、会員の処遇のあり方を問う
 日本歯科医師会専務理事 村上 恵一

 定款等改正臨時委員会の中間答申書を3月13日、14日の両日に開催された
第160回代議員会に提出し、裁定審議会の権能、会員の処遇に関する定款条文
改正案等について、協議していただいた。

 中間答申書に示された定款改正条文案等の主な内容は、▽現行の戒告、除名
に加えて「会員の権利の一部停止」を追加する▽除名された者は5年を経過し
た後、再入会することができる
▽除名処分は代議員会のみの議決とし、その議
決には出席代議員の3分の2以上の同意
を要する、などである。

 裁定審議会の権能については、以前から現行規定が不明確であり十分な対応
が困難であることが、また、会員の処遇についても除名と戒告の二者択一に対
する問題点などが指摘されていた。さらに、昨年9月の第159回代議員会で可決
した議案が、その直後の第115回通常総会で否決されたことも記憶に新しいと
ころである。

 今後は、代議員からのご指摘を踏まえて、9月開催予定の代議員会での議案
上程
に向けて、改正条文案整理等に鋭意取り組んでいきたい。

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2》JDAウィークリー
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平成20年度改定を解説 今改定は国民歯科医療確立への第一歩
 都道府県歯社会保険担当理事連絡協議会

 都道府県歯社会保険担当理事連絡協議会が3月9日、新歯科医師会館で開催さ
れ、大久保満男会長が、今回の改定が国民歯科医療の確立に向けた最初の第一
であることを願う旨の見解を示すとともに、田口円裕・厚労省保険局医療課
課長補佐や渡辺三雄常務理事が平成20年度歯科診療報酬改定の概要を解説した。

 解説では、渡辺常務理事が「歯科医療の尊厳を回復する象徴的なもの」とし
齲蝕処置が全面的に復活したことを報告。その他、▽文書提供の簡素化▽指
導管理体系の一本化▽2回目以降の歯周基本治療への算定の復活▽初・再診料の
引き上げ▽支台築造印象及びテンポラリークラウン等の新規導入など、臨床の
現場に即した形に前進
した旨振り返った。


・・・・だそうです。