レーザーの保険適用拡大等を要望へ

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補綴物の維持管理期間を2年から3年以上に

東京歯科保険医協会が記者懇談会を開く

東京保険医協会が5月16日,記者懇談会を開いた.はじめに中川勝洋会長が挨拶し,「月1回発行の東京歯科保険医新聞のほかに,リアルタイムでF−NEXをFAXで発行している.第99号では,東京社会保険事務局に5月2日に基準の届出受理状況(概算)を聞いたので,その内容を掲載した」として,以下のとおり診療報酬改定関連項目について実状を報告し,感想を述べた.

<中川会長挨拶>

今回の診療報酬改定では,器材を揃えれば,30点が請求できる歯科外来診療環境体制加算(歯科用吸引装置)の受理が15件にすぎなかった.我々診療所側の水準と行政が考えている水準とには,かなりギャップがある.厚生労働省の担当者は当初,全国で2〜3%くらいと考え予算組みをしていたが,問い合わせが多く困惑しているような状況である.
医療の安全については,6月21日の当協会の総会記念講演では,医療安全をめぐる今日的課題と題して,大山正夫氏(東京都医療推進協会委員)に患者の立場で話をしてもらう予定である.
また,在宅療養支援診療所の届出受理36件については,研修が義務づけられている.今まで1年以上続けて訪問診療をやったことがあることが条件であり,行政の思いどおりには進んでいないという感じがしている.
今回の診療報酬改定については,1カ月の経過で点数をみると,診療のスタイルでバラつきが出ているようであるが,5%以上のプラスも出ている.しかし削って詰めるという部分ではマイナスであり,2極分化もある.
歯周組織再生誘導術の届出受理530件については,我々が予測していた以上に申請が多かったと思う.これが定着すれば次の新規技術の導入では,プラスになると思う.齲蝕歯無痛的窩洞形成加算は60件であり,レーザーで削ったあとにコンポジットを接着させようとしても接着しない.この加算は意味がない.レーザーが歯周病にも適用できる方向に早くなってほしい.適用の拡大厚生労働省に要望したい.
厚生労働省は,来年度計画しているのは,補綴物の維持管理に関する調査であり,補綴物の維持管理期間を2年から3年以上に延ばせるかを検討するようである.接着剤等が進歩しているので,十分維持できる.取れないと考えているようであり,注意をしていきたい.

補綴物の維持管理料はそのままで、期間だけを延長するつもりなのだろうか?
確かに歯科の診療報酬の中で補綴、歯冠修復の占める割合は50%近い。絞れば医療費削減に効果があると言うわけだろうが、その後ろにいる技工士さんたちのことは考えない?今年度の全国の技工士学校の入学状況、技工士さんの若年層の離職率の高さ、そんなの関係ない?技工物は海外に出せば安い?他の業種もそんな感じで国内の従事者を潰して行ったんですよね。産業の基盤を他国に依存しすぎることは「国家」の正しい姿なのかな?

福島県保険医協会から「海外技工物に関するアンケート調査」が来ていました。

海外歯科技工物に関するアンケート

上のリンクをクリックして200%拡大くらいで見ると良いようです。