日歯メールマガジン[No.058 08/06/09]

sakuma-dental-clinic2008-06-09


1》コラム<テイク・オフ>
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■ホームページへの薬剤情報の掲載について
 日本歯科医師会調査・器材薬剤担当常務理事 稲垣 明弘

 インターネットの検索はとても便利な機能である。様々な分野において知り
たい情報を机上にて瞬時に集めることができる。

 日歯では長年にわたり継続的に『日歯雑誌薬剤特集号』を発行し、会員に歯
科に関する薬剤情報を様々な視点から企画・検討し、提供してきた。

 今般、これらの膨大な薬剤関係資料について、時代に即した内容に順次見直
して日歯のホームページに掲載し、その検索機能により会員が知りたい情報を
簡単に引き出し、利用できるようなシステムを10月頃より始める予定である。

 日常の歯科臨床に役立つ最新かつ有益な薬剤情報を、会員が必要とする時に
提供できるように本会の器材薬剤室・薬剤部会において現在鋭意検討が進めら
れている。

 システムの構築には少し時間がかかるであろうが、初期は試行段階とさせて
いただき、これからの情報社会において今後、有益な歯科薬剤のデータベース
となることを目指している。

 日歯ホームページでの公開にご期待いただきたい。

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2》JDAウィークリー
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■在宅歯科医療の「研修用教材」完成 修了者は“在宅療養支援歯科診療所”に

 日歯(日本歯科総合研究機構)はこのほど、平成20年度診療報酬改定で新設
された「在宅療養支援歯科診療所」の施設基準に係る研修用教材として「高齢
者の口腔機能管理─高齢者の心身の特性を踏まえた在宅歯科医療を進めるため
には─」を作成した。

 本教材は、在宅歯科医療の基礎から他職種との連携、高齢者の口腔機能管理、
歯科医師が行う栄養管理等を分かりやすく解説している。

 なお、本教材は、日歯ホームページにも掲載している。

■歯の健康力推進歯科医師等養成講習会 実施概要固まる

 日歯は5月23日、平成20年度歯科保健医療対策関係予算に掲げられた「歯の
健康力推進歯科医師等養成講習会」の実施に係る概要を固め、講習会実施協力
団体である都道府県歯及び日本歯科衛生士会に連絡した。

 本講習会の目的は、主に高齢期・寝たきり者等の口腔ケアの推進を図るため、
最新の歯科保健医療に関する技術の研鑽や知見の習得及び地域における先進的
な医科・歯科連携等について講習を実施することにより、在宅歯科医療、口腔
ケア等のプロフェッショナルケアについて専門性を持つ歯科医師及び歯科衛生
士を養成すること。

 本講習会修了者が常時勤務している医療機関に対しては、在宅歯科医療を実
施するために必要となる医療機器等に係る初度設備整備事業(在宅歯科診療設
備整備事業)が適用され、10万円以上の在宅歯科医療機器の購入に際して、上
限360万円までの補助がなされる(国、都道府県、申請者が3分の1ずつ負担)。

■「後期高齢者終末期相談支援料」に係る調査実施を了承
 中医協総会

 中医協総会が6月4日、厚労省内で開催され、平成20年度診療報酬改定の結果
検証を行う特別調査項目を了承した。今年度は、歯科においても新設された
後期高齢者終末期相談支援料」(200点、1回限り)の実施状況や、後発医薬
品の使用状況など5項目を、来年度は、「歯科外来診療環境体制加算」(30点、
初診時1回)の実施状況など5項目をそれぞれ行う。調査内容の詳細は、診療
報酬改定結果検証部会で今後協議していく。

 また、総会終了後には、診療報酬基本問題小委員会が開催され、平成22年度
改定の主要項目と言われている基本診療料、特に初・再診料の在り方に係る議
論を始めた。

今度は「薬剤情報のデータベース化」を目指すそうです。
その前に、今の歯科情報検索サービス(Eシステムとも連動していますが)の不備な点、例えば「単語検索」が出来ないなどへの対応も考えて頂きたいです。

「在宅療養支援歯科診療所」の施設基準に係る研修用教材については以下のリンクを参照(要ID&パスワード)。

「在宅療養支援歯科診療所」の施設基準に係る研修用教材

こんな感じです。PDFファイルを印刷すれば1冊の本になります。