日歯メールマガジン-[No.076 08/10/20]

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コラム<テイク・オフ>
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■日歯レセコンの開発
 日本歯科医師会副会長 近藤 勝洪

 日歯レセコンの開発については、レセプトオンライン検討委員会、理事会
そして都道府県会長会議、代議員会等での度重なる議論を通じて、『必要不
可欠』
であることへの理解を得ており、実現可能かどうかについても、いよいよ
最終的な判断をする段階にきている。
 開発には多額の費用が必要であり、会員の合意が得られる方法を模索しながら、
準備を進めている。日歯レセコンは「レセコン未導入会員を主たる対象とし、
レセプト電算化対応及びオンライン化対応のための必要最低限の機能を持つ」

としているが、既導入会員に対するプラス効果をどのように理解してもらえる
かも重要な課題である。
 また、レセコンを開発した場合のユーザー数の見積もりも、開発に当たっての
条件となることから、日歯では会員の内、レセコン未導入者を対象にアンケート
調査
を実施している。
 何れにしても、手挙げ方式の実現に向けて最大限の力を結集していくことは
もちろん、オンライン化による多くの問題点を限られた時間の中で、解決して
いかなければならない。

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JDAウィークリー
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■レ・プリゼンタティブ
 大久保満男会長コラム「会意」

 去る9月24日(水)の臨時国会において、麻生太郎首相が誕生しました。
 それに先立つ自民党総裁選では、5人の候補者が経済政策や外交問題で舌戦を
展開しましたが、注目した社会保障政策に関しては、一人を除き他の4人の候補
者が表現の違いこそあれ、「これ以上の抑制は限度に来ている」という見解で
した。
 麻生新首相とは、以前外務大臣や幹事長職にあった時に表敬訪問をしており、
さらに無役の時には長時間にわたって、我が国の現状と将来等の問題で、互いに
率直な、そして友好的な議論の場を持つことができました。その時、麻生首相
「地域医療の崩壊」という明瞭な危機意識をお持ちであったことを確認して
おります。
 このような政局の中で小泉元首相が引退を表明されました。一つの時代が
終わりを告げ始めたのではないか。それが率直な感想です。一つの時代とは、
政府による再分配政策、つまり社会保障や公共事業を縮小し、民間に任せると
いう市場主義的な時代のことです。
 私は、本欄においても、さらにそれ以前からも、国の責務を明確にしない
ままに、「官から民へ」のスローガンだけを掲げる政策の進め方に強い異議を
唱えてきました。そして改めて今、この数年間のいわゆる「小泉改革」を振り
返ってみて、これが自民党の党是からかけ離れた考え方であったという思いを
強くしています。もちろんだからこそ、小泉元首相は、「自民党を壊す」と宣言
し国民的な喝采を浴びたのですが、しかしそれは、結局のところ資本主義を金融
資本の跋扈する市場にしてしまった。市場とは地域や社会に根付いたものである
のに、グローバルという名の、根っこのない賭けの要素の強い市場を作った、と
言うより本来の市場を破壊してしまったのではないでしょうか。
 汗を流して働く、あるいは人間に対する真摯なサービスを根本から作り直して
大切にする、そんな市場理念を拡充していくことの重要性が問われていると思い
ます。
 そしてさらに重要なことは、このような健全な市場を支える地域社会を再生する
ことであり、そのために、国家の基本である医療・福祉・教育を国がその責任にお
いて強く支えるという政策を打ち出すべきだと思います。
 英語で代表をレ・プリゼンタティブ(再び表すもの)と言いますが、この
「再び」とは、我々一人ひとりの思いを受け止めながら、しかしそれよりはるか
に深く大きなスケールで再び新たな考え方を示してくれるもののことです。
麻生新首相が、国家の再生に向けて真の代表として強いリーダーシップを発揮
されることを願うばかりです。

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お知らせ
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■食と8020運動〜食べる力は生きる力
 8020運動20周年記念シンポジウム

 抽選で900名様を無料でご招待
 平成元年に、厚生省(現・厚生労働省)と日本歯科医師会が提唱した8020運動
が、20周年を迎えることを記念してシンポジウムを実施します。80歳になっても
自分の歯を20本以上保つことを目標に、歯を大切にし、おいしく食べて、いつま
でも健康な毎日を過ごしませんか?

日時:12月4日(木)14:00〜16:30(会場13:30)
場所:よみうりホール(東京都千代田区
主催:日本歯科医師会、日本学校歯科医会、8020推進財団、読売新聞社
後援:厚生労働省文部科学省日本医師会、東京都歯科医師会、日本歯科医
学会、日本歯科衛生士会日本歯科技工士会、日本歯科商工協会他
協賛:サンスター、パナソニック、ライオン、ロッテ
◇主なプログラム
 ・基調講演「口福が幸福に・食べ方は生き方」
  砂田登志子氏(食育ジャーナリスト)
 ・ミニトーク「明日を素敵に生きるには」
  安藤和津氏(エッセイスト)
 ・パネルディスカッション
 <パネリスト>
  大久保満男氏(日本歯科医師会会長)
  猪谷千春氏(8020推進財団名誉会長)
  砂田登志子氏(食育ジャーナリスト)
  川口陽子氏(東京医科歯科大学大学院健康推進歯学分野教授)
  安藤和津氏(エッセイスト)
 <コーディネーター>
  前野一雄氏(読売新聞東京本社編集局医療情報部長)
◇申し込み
 郵便番号、住所、氏名、電話番号、年齢、性別を記入の上、ハガキ、FAX
もしくはホームページよりご応募ください。当選者の発表は、発送をもって
かえさせていただきます。
※お申し込みいただいた個人情報は、当選者の抽選・発送後、すみやかに廃棄
します。
 <ハガキ>〒107-0052 東京都港区赤坂6-5-28「8020運動20周年記念シン
ポジウム」事務局
 <FAX>03-3585-9962
 <WEB>http://www.smet.jp/8020/
◇問い合わせ先
 「8020運動20周年記念シンポジウム」事務局 TEL:03-3585-9931

このレセコン開発に関して業界紙に、もう少し詳しい記事がありました。

http://www.independent.co.jp/news/newsf.php

 村上専務理事 日歯レセコンは軽自動車“総額20万円以内で”

 村上恵一専務理事は日歯会務報告の中で、日歯によるレセコン開発事業について説明し「対象はレセコン未導入会員であり、安価で操作の簡単なものになる。いわば、必要最小限の機能を備えた軽自動車と言える。パソコンはじめ全く何もない会員で、パソコンとプリンター、初回費用、月額費用など全てを引っ括めて、私の個人的な考えでは20万円までで済むようにしたいし、その程度の金額でおさめたい」との考えを明らかにした。
 また、日歯レセコン開発事業は「何時かはIT化の波は押し寄せてくる。それに備え、日歯としては準備しておかなくてはならない。そのための準備である」ことの理解を求めた。同時に、レセプトオンライン請求義務化に対し、日歯は手挙げ方式を求めていく方針に変わりはないことを強調、その撤廃を求める三師会の共同声明を出すことを17日に決定し、来週にも舛添厚生労働大臣に声明書を届けることも発表した(声明書を届けた後に共同記者会見を開催)。

一方で、オンライン化に向けて日歯レセコンの開発を進め、もう一方で「一律義務化反対」を叫ぶ。
難しい舵取りですが、日医も同様。アチラは既に「オルカ・プロジェクト」によって、一方の道はある程度出来上がっています。その上での「一律義務化反対」。
日歯は、二つの道を同時に作らなければならない。

ただ、もう少し末端の「会員」に詳しい情報を開示する時期に来ているのは確かです。
「湘南宣言」よりも、あの時点で「日歯IT化宣言」を出して欲しかったと言うのが、私の意見です。

判る限りで、私の関わっているサイトには、情報をアップして行きます。

2008年10月01日 疑義解釈(その4)

事務連絡
平成20年10月1日
地方厚生( 支) 局
都道府県民生主管部(局)
国民健康保険主管課( 部) 御中
都道府県後期高齢者医療主管部(局)
後期高齢者医療主管課( 部)
厚生労働省保険局医療課

疑義解釈資料の送付について(その4)

「診療報酬の算定方法」(平成20年厚生労働省告示第59号)等については、「診
療報酬の算定方法の制定等に伴う実施上の留意事項について」(平成20年3月
5日保医発第0305001号)等により、平成20年4月1日より実施しているとこ
ろであるが、今般、その取扱いに係る疑義解釈資料を別添のとおり取りまとめ
たので、参考までに送付いたします。


( 別 添 )

歯科診療報酬点数表関係

【指導管理料】

(問1)患者が初診後に歯科疾患管理料を算定する前に任意に診療を中止し、
1月以上経過した後、再び同一の保険医療機関において診療を受ける場合
であつて、初診として取り扱う場合の歯科疾患管理料は、1回目又は2回
目のいずれにより算定するのか。

(答)歯科疾患管理料(1回目)により算定する。

【処置】

(問2)再SRPを行った部位に対する歯周疾患処置は、再SRPを行った
後に実施する歯周組織検査の結果を踏まえて、特定薬剤の注入を行った
場合に算定するものと考えてよいか。

(答)そのとおり。

(問3)「歯周基本治療について、同一部位に2回以上同一の区分に係る歯周
基本治療を行った場合の2回目以降の費用は、所定点数の100分の30に
相当する点数により算定する。」とあるが、例えば、著しく歯科治療が困難な
障害者に対して2回目以降のスケ−リング.ル−トプレーニングを行った場合
の算定方法如何。

(答)次により算定する。
前歯 :58 点×30/100×(100+50)/100=26.1 → 26 点
小臼歯:62 点×30/100×(100+50)/100=27.9 → 28 点
大臼歯:68 点×30/100×(100+50)/100=30.6 → 31 点

【歯冠修復及び欠損補綴】

(問4)歯冠形成前に行ったリテイナー及びテンポラリークラウンの費用は
算定できるか。

(答)算定出来ない。

【歯科矯正】

(問5)区分番号N002 に掲げる「歯科矯正管理料」の注3 に「同一の患者に
つき1 月以内に歯科矯正管理料を算定すべき管理を2 回以上行った場合
においては、歯科矯正管理料は1 回とし、第1 回の管理を行った時に算
定する。」とあるが、この「1 月以内」とは、「歯科矯正管理料」を算定
した月と同一月内と解釈して差し支えないか。

(答)差し支えない。「歯科矯正管理料」の算定は、月単位による。

日歯メールマガジン-[No.072 08/09/22]

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1》「医療保険資格確認における社会保障カード(仮称)導入効果に関する
調査」への対応について(お願い)
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 このほど、(株)野村総合研究所が、厚労省政策統括官付社会保障担当参事
官室からの受託事業で、「医療保険資格確認における社会保障カード(仮称)
導入効果に関する調査」と題した調査票を無作為抽出で2800歯科診療所に送付
しています。(回答期限10月8日)
 本会はこれまで、社会保障カード(仮称)の在り方に関する検討会において
社会保障カード(仮称)」について、「様々な課題があることから拙速に
導入するべきではない」旨意見を述べて参りました。
 それにも関わらず、当調査の内容は偏った内容にのみ焦点が当てられ、誤解
を与えかねないものとなっており、また、医療機関が対象となっているにも関
わらず、検討会に委員を送っている本会、日本医師会日本薬剤師会に何ら
事前の説明がないまま実施されています。
 これを受けまして、本会は9月18日の第7回理事会において「調査については
協力の必要がない」との姿勢でいくことを決定し、各都道府県歯宛に通知いた
しました。その上で、厚労省に対して強く抗議を申し入れる予定であります。
 つきましては、対象となられました会員の医療機関におかれましては、事情
をご賢察いただき、本調査に回答なさりませんようお願いいたします。
 なお、社会保障カード(仮称)導入検討の現況や本会の主張等につきまして
は、改めてお知らせいたします。
ご協力、よろしくお願い申し上げます。

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2》コラム<テイク・オフ>
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■IT化への対応―映像配信システム―
 日本歯科医師会庶務・秘書担当常務理事 浅野 正樹

 日歯では、情報の共有化を含めた会内のIT化、都道府県歯との新しい
ネットワークの構築に向けた対応を図るため、IT化推進委員会を設置・諮問し、
課題の抽出と今後の対応について答申を受けた。
 これに基づき様々な映像配信システムを検討した結果、インターネット回線
を使用したシステムを導入し、7月開催の都道府県歯地域保健・産業保健担当
理事連絡協議会及び医療安全・医療管理・税務担当理事連絡協議会で都道府県
歯に試験的に映像配信を行った。
 その後実施したアンケートでは、「視聴した」27(57.4%)、
「視聴していない」16(34.0%)、「未回答」4(8.5%)という結果とともに、
視聴した地区では、ほぼ映像・音声ともども良好であるとの回答を得た。
ただ、予算の関係上、カメラの台数に制限があることによるカメラのアングル
に若干の不満がある旨の回答もあった。
 今後は、都道府県歯、そしてより多くの会員の先生方に知りたい情報をタイ
ムリーに提供すべく、このシステムの活用範囲を広げていきたいと考えている。

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3》JDAウィークリー
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■重度要介護者へのアセスメントに口腔機能関連項目の位置付け等要望
 介護給付改定に係る意見提出に向け基本的方向了承
 第7回理事会

 第7回理事会が9月18日、新歯科医師会館で開催され、社会保障審議会の介護
給付費分科会で11月から12月頃に行われる審議の中で、日歯として出す介護
報酬改定に係る意見の基本的な方向を了承した。口腔機能向上(口腔ケア)の
必要性・有効性ともに最も高い施設入所者を中心とした重度要介護者に対する
アセスメントに、口腔機能に関する項目を位置付けることなどを求める予定。
 また、厚労省からの受託事業として野村総合研究所が実施している「医療
保険資格確認における社会保障カード(仮称)導入効果に関する調査」に対し、
特段の協力は必要としない旨都道府県を通じて会員に周知することも決定した。
 日歯は社会保障カード(仮称)に対し、「健康保険証としての医療保険資格
確認への利用には様々な問題がある」として、拙速な導入に警鐘を鳴らしてい
たが、同調査では、導入により資格返戻が減少する効果だけの内容にとどまっ
ている。
 同調査は、全国の既存保険医療機関のうち2800の歯科診療所が無作為抽出
されて行われている。

日歯メールマガジン-[No.069 08/09/01]

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コラム<テイク・オフ>
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平成21年度税制改正要望について

 日本歯科医師会医療管理・税務担当常務理事 高木 幹正

 医療費適正化政策に伴う歯科医療費の縮小は年々医院経営を圧迫し続けてい
る。一方では安全・安心で良質な医療の提供が求められており、医療現場の厳
しさは一層増している。

 従って日歯は、経営基盤の整備と強化を図ることを目的に、17項目にわたる
平成21年度税制改正に係る要望書を取りまとめ、必要な制度の存続と改正、並
びに創設を強く求めている。

 その実現のため特に重点項目として、

1.社会保険診療報酬等に対する消費税の非課税制度をゼロ税率ないし軽減税
率による課税に改められたい。
2.社会保険診療報酬の所得計算の特例措置(いわゆる四段階制)を存続され
たい。
3.社会保険診療報酬に対する事業税非課税の特例措置を存続されたい。

などの7項目を掲げ、秋に開催される与党等のヒアリングに臨む予定である。
なお、日歯の税制改正要望については、2年前より日医と連携し共闘できる要
望事項を調整し取りまとめている。

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JDAウィークリー
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社会保険診療報酬等への消費税非課税制度のゼロ税率、軽減税率による課税への改正など要望

 平成21年度税制改正要望

 日歯と日歯連盟は8月28日、自民党麻生太郎幹事長と笹川たかし総務会長
に平成21年度税制改正に関する要望を行った。来年度に向けては例年の最重要
課題である「社会保険診療報酬等に対する消費税の非課税制度のゼロ税率ない
し軽減税率による課税への改正」を始め、▽社会保険診療報酬の所得計算の特
例措置(いわゆる四段階制)の存続▽社会保険診療報酬に対する事業税非課税
の特例措置の存続など、7項目を重点的に求めた。

 その他の重点要望項目は、▽社会保険診療報酬に対する事業税非課税の特例
措置の存続▽歯科医師会が非営利性を徹底した一般社団法人に移行した場合の、
口腔保健センター及び歯科衛生士養成所等における不動産取得税並びに固定資
産税・都市計画税の非課税措置の存続▽医療機器等の特別償却制度の取得価格
要件500万円以上を160万円以上への引き下げ▽診療所等建物に係る耐震改修促
進税制の要件緩和▽医療費控除の最高限度額の引き上げ及び最低限度額の引き
下げ、適用範囲の拡大。
 
10月から歯科用貴金属9品目価格改定 金パラ合金は808円(15%UP)に
 中医協総会

 中医協総会が8月27日、都内のグランドアーク半蔵門で開催され、歯科用貴
金属9品目の平成20年10月からの価格改定が了承された。歯科鋳造用金銀パラ
ジウム合金(金12%以上JISマーク表示品)の予定告示価格(試算価格)は、
1グラム当たり808円となり、現在の702円から106円引き上げられる。

 なお、渡辺三雄委員は、6カ月ごとに必ず価格改定されるルール作りの検討
を要望。中医協の保険医療材料専門部会で今後検討していくことが決定した。


需給対策等への検討会の設置を新たに求める
 平成21年度歯科保健医療対策関係予算概算要求

 厚労省は8月29日、平成21年度の予算概算要求を財務省に提出した。歯科保
健医療対策関係では、「歯科保健医療の普及向上」として、平成20年度予算額
から400万円増の約8億4600万円を要求。「今後の歯科保健医療のあり方検討会」
(仮称)の設置のための予算措置を新たに求めた他、8020運動特別事業、歯の
健康力推進歯科医師等養成講習会、在宅歯科診療設備整備事業への支援のため
の予算措置を今年度と同額程度で要求した。

 8020運動推進特別事業と在宅歯科診療設備整備事業は医療提供体制推進事業
費(統合補助金)として求めている。

 新たな設置を要求した「今後の歯科保健医療のあり方検討会」(仮称)は、
歯科医師の適切な需給や歯科衛生士・歯科技工士の資質向上に向けた検討を行
う他、成人の歯科保健対策等を含めた歯科保健医療のあり方なども検討する。

平成20年10月の金パラ改定

http://aupd.dscyoffice.net/?eid=912061

author : dsc

平成20年10月の金パラ改定
702円から808円への改定が決まったようです。
30g換算で税込み
21,060円(税引き20,057円)から24,240円(税引き23,085円)への改定で現状の逆ざやが解消されるようです。

7月26日に、今回の改定を「1g778〜800円くらい」と予想したが、ちょいはずれ。

でも上振れのはずれだから、ウレシー

ちなみに

平成20年10月: 1g:702円から1g:808円へ改定
平成20年04月: 1g:614円から1g:702円へ改定
平成18年10月: 1g:430円から1g:614円へ改定
平成18年04月: 1g:434円から1g:430円へ改定
平成16年10月: 1g:394円から1g:434円へ改定
平成16年04月: 1g:543円から1g:394円へ改定
平成15年10月: 1g:617円から1g:543円へ改定
平成14年04月: 1g:867円から1g:617円へ改定
平成13年10月: 1g:786円から1g:867円へ改定
平成13年04月: 1g:651円から1g:786円へ改定
平成12年10月: 1g:510円から1g:651円へ改定

★ なお銀合金は
  歯科用銀合金
1種:106円→112円
2種:217円→221円

Joomlaにもアップしましたがコチラにも・・・DSCさんのブログより転載。
いつもながら、情報が早いですネ。

日歯連盟参院選比例代表候補選考委 該当者を選定できず

歯科関連ニュース:デンタルタイムス21速報
http://www.independent.co.jp/news/newsf.php

日歯連参院選比例代表候補選考委 該当者を選定できず
                                    2008年8月22日

 日歯連盟の第4回参議院比例代表候補者候補者選考委員会(伊藤英紀委員長)が8月21日に開催され、応募者7名について投票を行った。最終的に、上位2名の投票で15票を獲得した島村大氏(神奈川県・東京都)の信任投票が行われたものの、28名中16名の委員の賛成を得ることができず(選考委員会規程第7条:委員の3分の2以上の賛成をもって推薦を答申する。出席委員数が28名であるため19人の賛成が必要)、選考委員会は「選考委員会規程第7条による該当者を選定するにいたらなかった」ことを永山一行日歯連盟会長に答申した。
 応募者は、松井正剛(55歳・奈良県)、小林幹夫(54歳・栃木県)、白須賀貴樹(33歳・千葉県)、喜屋武満(60歳・沖縄県)、冨澤卓郎(45歳・東京都)、島村大(47歳・神奈川県/東京都)、露木隆之(39歳・神奈川県)の7氏。
 評決は単記無記名で行われ、7名を4名に絞る第1回の表決で、松井正剛(奈良県)・白須賀貴樹(千葉県)の両氏が7票、島村大氏(神奈川県・東京)6票、露木隆之氏(神奈川県)4票、喜屋武満氏3票、小林幹夫氏1票、冨澤卓郎氏0票で、いずれもの3分の2以上以上の票を得られず、票獲得上位の松井・白須賀・島村・露木の4氏で2回目の投票が行われた。結果、松井氏9票、白須賀氏7票、島村氏8票、露木氏4票、いずれも3分の2以上以上の票を得られず、上位の松井・島村両氏による3回目の投票が行われた。表決の結果、松井・島村両氏共に14票だったため、再度表決が行われ、松井氏13票、島村氏15票の結果となった。引き続き、上位者の島村氏の信任投票が行われた。
 永山会長が、この選考委員会で候補者を決定したいと懇請したが、16名の委員の賛成しか得ることができなかった。表決の結果を受け、選考委員会は選定するに至らなかった旨を答申した。

 ※デンタルタイムス21・8月25日号で詳報


次期参院選候補に7氏が名乗り〜舛添厚労相政策秘書・露木氏も〜
                                  2008年7月1日

 6月30日、日本歯科医師連盟は平成22年に行われる第22回参議院比例代表選挙候補者の公募を締め切る。本紙の調査では、次の7氏が所属都県歯連盟の推薦を得て比例代表候補者申請書を届け出る予定だ。
 松井正剛(55歳・奈良県)、小林幹夫(54歳・栃木県)、白須賀貴樹(33歳・千葉県)、喜屋武満(60歳・沖縄県)、冨澤卓郎(45歳・東京都)、島村大(47歳・神奈川県/東京都)、露木隆之(39歳・神奈川県)。
 松井氏は大阪歯科大学卒、白須賀氏は東京歯科大学卒、両氏は昨年7月参院選の選挙区候補者として戦った経験を持つ。小林氏は日本歯科大学卒、栃木県県議会議員2期務めている。露木氏は神奈川歯科大学卒、舛添要一厚労大臣夫人の弟で大臣の政策秘書を務めという経歴の持ち主。喜屋武氏は九州歯科大学卒、沖縄県歯会長を2期務めるなど歯科医療政策に通じている理論家。島村氏は東京歯科大学卒で神奈川県歯連盟の理事長を務め、地道な政治活動に対する評価は高い。都歯連盟の会員でもあることから都歯連盟の推薦も受けた。冨澤氏は東京医科歯科大学歯学部卒、一般会員として現状の改善、特に歯科医師需給問題の解決を図りたいとしている。

情報提供:デンタルタイムス21 歯科時報新社

7名の候補者が名乗りを上げ、投票により絞り込んで言ったようですが、最後の一人となった所で、委員の2/3の票を獲得出来ずに、最終候補者は決まらなかったようです。
この時期(衆議院選前)に、早々と候補者を決めることに疑問を感じます。
7月30日の選考委員会の模様の方が別の意味で面白かったですが・・・
日歯連盟HPの会員用ページで「速記録」を見ることが出来ます。
興味のある方はご覧下さい。

歯学部定員削減分を医学部定員に上乗せへ

月曜日は日歯のメルマガの日ですが、今回は「お盆休み」だったようです。

代わりに、IDNのメルマガからの記事の引用です。

/////////////////////////////(最新号から)/////////////////////////
 ■ 8/5文科省が通知
 □ 歯学部定員削減分を医学部定員に上乗せへ

  文部科学省高等教育局は8月5日、医学部を置く各国公私立大学長に対
 し、平成21年度の医師養成課程の入学定員の増加を求めた「地域や診療
 科の医師確保の観点からの医師養成の推進について」の通知を送付した。
  これは、本年6月27日に閣議決定された「経済財政改革の基本方針2
 008」を踏まえ、医師不足が深刻な地域や診療科の医師を確保する観点
 から、医師養成数を「早急に過去最大程度まで増員」することを目的とし
 たもの。対象となる大学は、医師養成課程(医学に関する学部又は学科)
 を有する大学。

  通知では、医師養成課程と歯科医師養成課程を併せ持つ私立大学につい
 ても触れている。
歯科医師養成課程を有する私立歯科大学が、歯科医師
 養成課程の入学定員を平成10年度比で10%を超えて削減する場合には、
 教育上支障のない範囲で、当該削減数を医師養成課程に係る入学定員に加
 えることを認める」とされた。歯科医師需給問題については、昭和61年
 に入学者数の20%(676人)、平成10年に旧厚生省から最小限10
 %(271人)の削減を求める報告書が出されていた。しかし、平成19
 年度の入学定員は、目標入学定員より224人増の2,657人になって
 いる。

  ☆詳細内容は[ IDN 厚生行政関連情報 ]でどうぞ ▼ 12日更新
  http://www.independent.co.jp/mhlw/

既に既報ではありますが、改めて転載します。文科省の説明会では昭和大がコレについて質問しています。
「既に医学部の定員が120名の所は歯学部定員削減分をさらに上乗せ出来るのか?」と言う質問に、文科省は「個別に相談に応じる」と回答しています。

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興味のある方は、会員登録してみては如何でしょう?